なんかいいよね花巻

観光地としてはもう一息だけど、知ってる人ははまってしまう花巻の小さな魅力の積み重ね。

花巻の名湯、台温泉の中嶋旅館に泊まってきたよ

花巻といえば温泉地としても有名だけど、全国に名を轟かすほどではないと思ってる。

温泉好きなら知ってたりするけれど、ほとんどの人は知っていても「花巻温泉でしょ!?」と聞かれる程度。

実は、旧花巻市でも、大きく分けただけでも花巻温泉郷花巻南温泉郷がある。

花巻温泉郷は、知名度高い【花巻温泉】が代表的な温泉郷だけれど、そこからさらに山奥、不安になるくらい山奥へ進むとあるのが【台(だい)温泉】。
わざわざここを訪れる人にとっては【秘湯】と呼んでも過言ではない場所だと思う。

車がすれ違うには厳しいくらいの細い坂道にそって、温泉宿がずらりと軒を連ねる。
温泉街ならではの賑やかさは全くなく、「本当に営業してるのか?」と思えるほど静かだけれど、宿には灯りがついているので、決して不安にはならない。

そのなかでも、奥の方にあるのが【中嶋旅館】である。
とても古い建物だけれど、綺麗に管理されていて、歴史を感じる建物は外も中も、非常に丁寧な造りなのが素人目にもわかる。
素人代表のやまなしでもわかる。

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今回、宿泊したのは、おそらく最上階に位置するであろうお部屋。
二部屋向かい合ったうちの、【泉】というお部屋。

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反対にあった【翁】というお部屋がどうやら立派らしいけれど、今回はすでにお客さんがいたので見られず。
もちろん、この【泉】のお部屋も立派。
扉をあけると座敷があり、その奥にもう一間つづいて、お布団が敷いてありました。
座敷には、赤富士の絵が。

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壁紙も赤が貴重で、パッと明るいけれど、決して落ち着かないわけではない空間。赤は苦手なんだけどな、不思議。

お風呂は時間による男女入れ換え制で、一つずつしか入れないのだけど、中嶋旅館といえば、テルマエロマエのような厳かなお風呂が有名。(気になる人は検索してね!笑)

ちなみに、深いので立って入ります。座れるとこもあるのでご安心を。
シャンプー類は数種類ずつ置いてありますよー!


台温泉といえば、とにかく熱いよね!!
台温泉のほとんどの温泉が源泉かけ流しなのですが、この源泉が熱いんだわ!まじで!熱いの!笑
だから、調整するための水の蛇口がお風呂の近くについてることが多い。

花巻温泉は、この台温泉のお湯を引っ張ってきてるから、地元民には、好んで源泉に近い台温泉に行く人も多い。(日帰り入浴できるとこもあるよ!)
ただ、もともと熱いお湯に入れない人はしんどいかもしれないくらいには熱い。(しつこい?笑)

でも気持ちいいんだよなー。

東北の、爽やかな夏にダラダラと汗を流して入るもよし、雪国の冬に体の芯からじっくり温まるもよし。
どんなに寒い雪の日でも、お風呂上りは外に出てもポカポカしているんだから。
でも湯冷めに注意はしないとね。


中島旅館さん、今回時間がなく素泊まりだったのですが、どうやらごはんも美味しいらしいのでかなり気になっています。
旅館の方のおもてなしも、説明や案内は丁寧だけど、干渉しすぎずで、やまなしはとても居心地良かったです。(めっちゃ話してくる仲居さんとか苦手なタイプ。笑)

なにより、建物がとても立派です。

古い建物だから、もちろんエレベーターなどないので、階段を上がっていくのだけれど、建物自体が精巧な細工がされていたり、当時の職人技を感じられるとても見ごたえある建物。

ちょっと息切れしながらも(笑)、キョロキョロしながら階段を行き来するのが楽しかったなあ。
わざわざここを目指して遠くから泊まりに来るお客さんもいるってのも納得。

観光の方はもちろん、地元民も、ぜひ地元の旅館に泊まってみるべきだよ!

やまなしは大人になってから温泉好きになったんだけど、宿泊できる温泉の本当のよさは宿泊してみなきゃわからないと思ってる!

もちろん普段は地の利を生かして、ガンガン日帰り利用するけどね。
宿泊すると、普段入れないとこに行けたり、日帰り入浴じゃ気づけない宿のよさやこだわりをみつけたりして面白い。

やまなしは県外の友人が多いので、温泉について聞かれたりするけど、そうなるとなかには宿泊する人たちもいるからね、自分も泊まったことがあると、かなりオススメしやすくていいなーと実感します。

中島旅館さんは、とてもオススメします。
でも、お食事できてないからな、またゆっくり泊まりに行かなきゃなー!

んでばまず。